アメリカのマサチューセッツ州ボストン市で開かれた第117回ボストンマラソン。朝のテレビニュースで流れたゴール周辺で発生した2回の大きな爆発に、背筋が凍りついた▼ボストンマラソンは100年を超える伝統があり、瀬古利彦さんが2度優勝していることでも有名だ。そうした大会で爆発事件があったことに衝撃を受けた。主催者側はすぐに、来年の第118回大会の開催も発表した▼東日本大震災の津波被害では、いわきサンシャインマラソンの海岸線を走るコースにもなっている永崎地区やアクアマリンパーク周辺なども、甚大な被害を受け、第3回大会の開催が危ぶまれた。だが、復興の象徴、復興を祈念する大会として無事開催された▼今回も約2万3000人が出場したボストンマラソン。震災と事件と状況は違うが、復興の象徴として開催されたサンシャインマラソンと同じように、事件に負けずに、来年も盛大に開催されることを願ってやまない。