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片隅抄

2014.02.21

別れても別れても心の奥に/いつまでもいつまでも覚えておいてほしいから…『忘れな草をあなたに』(作詞木下竜太郎)の一節。先日、磐城農業高での取材時にこの曲が頭に浮かんだ▼調べてみると昭和46年の発売で、歌手の菅原洋一さんらが切々と歌いヒットした。当時、小学生だったが歌詞の意味もよくわからずに聞いていた。実際のワスレナグサは薄青色の可憐な植物で、中世ドイツの悲恋物語にも登場する▼震災から3年。多くの団体が被災地支援に手を差し伸べている。そのひとつに一般社団法人ほのぼの運動協議会の「忘れな草プロジェクト」がある。同校にワスレナグサの発芽苗を提供、生徒が栽培し都内で配る試みだ▼先の取材では、成長した500株が生徒から同協議会に手渡された。関係者は「被災地を忘れない」との思いを込めて3月8、9日に東京メトロ銀座線銀座駅A5番出口でチャリティー配布する。上京の際には足を運んでみてはどうか。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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