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片隅抄

2014.03.01

薬局やスーパー、コンビニのマスク売り場の品ぞろえは実に多彩だ▼定番の平型のほかプリーツ型や立体型もあり、メークの落ちやメガネの曇りにも配置してある。カテキンシート入りなどのように鼻、のどの乾燥対策も怠りない。すき間を作らず、それでいて呼吸は楽なのだ▼それにしても今の時期、外気は3年来の放射性物質だけでなく、中国から流れてくる微小粒子状物質PM2・5で汚されている。子どもたちがマスクを着用し、外で満足に遊べない状況は原発事故直後を思い起こす。間の悪いことに、これからはスギやヒノキの花粉が飛散し、大陸から黄砂も飛んでくる。インフルエンザなどウイルスにも注意しないといけないし、家の中にはハウスダストやたばこの煙がある▼「春」のイメージは最近、どうもほこりっぽい。唱歌「春の小川」のイメージから遠くなったような気がする。ともあれ〝敵〟は姿がよく見えず強大だ。マスクで自衛するしかないのか。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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