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片隅抄

2014.09.03

市内では高齢化に伴って、お年寄りが救急車を呼ぶケースが増えている。お年寄りに限らず市民にとって救急車は病気やケガなどの緊急時には頼れる存在だ▼ところが最近はタクシー代わりに使う不心得者がいるそうだ。病院に行くから乗せて、薬を買ってきてなど、救急車を不適正な使用目的で使う人が全国で問題になっている▼市内の救急車も数に限りがある。緊急性のない要請で出動中に、一刻を争う患者が出た場合、救急車の到着が遅れ、最悪手遅れになる可能性も否定できない。本当に緊急時には一刻も早く119番だが、そうではない安易な利用が本来助かる命を奪うこともある▼来週8日から「救急医療週間」が始まる。全国の消防や医療機関では、週間に合わせて緊急業務への理解を深めるためのさまざまなイベントを展開する。救急車の目的は緊急を要する人を医療機関に搬送することである。9日は「救急の日」。適切な救急車利用を考える機会にしたい。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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