年明け早々、身の回りの生活に欠かせない品物の値上がりが止まらない。相次ぐ値上げは、円安を背景にした原材料価格の高騰が主な理由で、庶民には痛手だ▼こうなるとむだな物を買わないのが、いかに大事かがよく分かる。テレビで、スーパーで買い物をするときはカートを押すのではなく、買い物かごを手に買い物をするのがいいと言っていた。手に持っていると手が疲れるだけではなく、重さも分かり、買い過ぎ防止につながるというのだ▼しかし、むだ遣いをしないといっても限界がある。しょせんは庶民レベルでの話だ。安倍政権は日本経済の浮揚に向けて、大型の経済対策をするのはいいが、そのために国の借金を増やしたのでは何の解決にもつながらない。アベノミクスで経済復興を強調するが、地方ではほとんど実感することができず、期待した給料のアップもわずか▼大企業ばかりではなく、中小、零細企業も豊かさを感じる1年になることを願う。