身近な政治家を選ぶ選挙と言われる県議選が11月15日、投開票で行われる▼市内でも次々と立候補者の事務所開きが行われている。これだけをみていると選挙間近を実感するが、ちまたでの有権者の関心はいま一つ。こうなると心配なのが投票率。ここ数年、選挙のたびに投票率は低下の一途。この傾向は本県に限ったことではなく全国的で、選挙管理委員会では選挙のたびに投票率向上を訴えるキャンペーンを行うが、残念ながら投票率アップにはつながっていない▼選挙年齢を「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案が成立し、来年の参院選から適用される見通しだという。選挙管理委員会ではこの世代に参政権の行使をどう訴えていくのか、今から頭の痛いことだろう▼ただその前に1つ言えることは、キャンペーンよりも、候補者自身が1人1人の有権者の胸に届くような政治心情を訴えることができさえすれば、棄権も少なくなっていくのではないか。