毎朝、通勤で車を運転していると、いかに渋滞を避けるかに頭を悩ませる▼本年度もあと2カ月となり、道路の補修工事などが増えてきた。完成すると利便性が増して利用者には大変ありがたいのだが、工事期間中は片側通行となり、さらに渋滞がひどくなる。東日本大震災以降、いわきの道路整備は一気に加速したが、それでも長年使っていれば傷みは激しく、補修工事は待ったなしなのだろう▼震災以降、いわきで暮らす避難者の数は数万人を数えるが、それに伴って車の台数は飛躍的に増えた。いずれ相双地区に戻るといっても、原発の廃炉作業の進ちょく状況をみると、いわきでの生活が長期化する可能性は否めない。交通緩和のためにも、市内の道路環境の整備は近々の重要課題の1つ▼特に、6号常磐バイパスから好間に抜ける、49号平バイパスの2車線化にトンネル開通は急務だろう。道路環境が整えば、社会問題にもなっている交通事故が減るかもしれない。