明日から2月。また一歩春に近づいたと言いたいが、日本海側の雪の情報を聞く限り、春へ向かっているといった実感は薄い▼いわきに居ると、雪国の暮らしぶりは分からない。雪下ろしなど毎日雪と闘う雪国の人たちの姿を見聞きするたび、温暖ないわきの良さを実感する。そんないわきもこの時期は空気が乾燥し、インフルエンザや火災への注意喚起が叫ばれる▼特に、火災は人口16万人当たりの死者発生率が、本県は全国第2位(16年データ)という不名誉な結果となっている。自然の猛威による災害と違って、火災のほとんどが火の不始末による人災。インフルエンザもそうだが、自分の注意によって防げるものが少なくない▼来月にはサンシャインマラソンがある。全国から数多くの市民ランナーが参加するだけに、いわきを全国に発信する絶好の機会。過去には雪で中止になったこともあるが、東北でも温暖ないわきが売りだけに、降雪がないことを祈りたい。