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片隅抄

2018.015.16

いわきに文化の薫りを届ける「いわき文化春祭り」が、19・20の両日開かれる▼東日本大震災以降、市全体が落ち込む中、「文化の力で市民を元気づけたかった」と、実行委員長を務める田村学さんは開催の思いを語る。今年趣旨に賛同する団体は110を数える。震災から7年がたち、市内では震災の爪痕はほとんど見られなくなったが、肉親を亡くし、家を失った人の心の傷はまだ癒やされていない▼祭りの内容については、本紙で紹介されているので省略するが、津軽三味線奏者として全国で活躍する沢田勝仁さんの演奏は必聴だ。2日間とも各1回演奏するので耳を傾けてほしい▼市民に定着してきた祭りだが、中には受講生が集まらず、参加を辞退する団体もあると聞く。文化を守り育てるということは大変なことだ。しかし、一度消えてしまった文化の灯を再度ともすのはさらに難しい。多くの市民が会場に足を運び、いわきの文化を応援しようではないか。

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