第100回全国高校野球選手権大会が5日に開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。本県代表の聖光学院は大会7日目、報徳学園(兵庫県)と対戦、残念ながら初戦を飾ることができなかった▼県大会を振り返ると、今年のいわき勢は、いわき海星が準決勝で王者聖光を苦しめるなど、全体的にレベルが高かった。そのいわきの球児たちも、テレビで全国大会を見ながら、次こそは甲子園出場を誓っていることだろう▼次の目標は春の甲子園につながる秋の県大会。炎天下、グラウンドでは選手らが技術力アップを目指して、苦しい練習に汗を流している。それもこれも甲子園に出たいがため。選手たちは自分の夢を叶えるために努力をする▼そんな中、国体のボクシング試合で、大人たちの思惑によって、判定にあいまいさが出たり、女性を差別する某医科大学の入試があったりと、夢に向かって頑張る若者の努力を、踏みにじるようなことがあってはならない。