日が短くなると気を付けなければならないのが不審者の存在。他にも空き巣、ひったくりなどの犯罪が増える傾向にもある▼抄子が住む団地のところどころに、防犯を呼び掛ける看板が設置されている。その中の一つに、連れ去りを防ぐ啓発看板がある。「きょうはいかのおすし」と書かれ、きょ(きょりをたもつ)・う(うしろに気を付ける)・は(はやくかえる)・いか(いかない)と。他にも、の・お・す・し―を頭文字にした注意を促す合言葉が並ぶ▼看板の中に書かれたイラストや作りを見る限り、子どもたちに注意を呼び掛けるものになっているが、つきまといや連れ去りが、いつ殺人などの凶悪事件につながらないとも限らないだけに、大人にとっても十分に活用したい合言葉だ▼昨日で秋の交通安全運動が終了した。日没が早まれば交通事故の危険性が増すだけに、車や自転車などは早めのライト点灯を心掛け、歩行者は反射材の活用をお忘れなく。