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片隅抄

2019.08.02

日本列島に相当の湿り気をもたらした梅雨が明けた途端、焼けるような猛暑が続いている。各地で死者が出るなど深刻な状況である▼ここ数年、夏場は割と早く起きる。同時に東の空が赤く焼けた様子が目に入り、酷暑の一日を想像してしまう。3年前の早朝、実家の側溝で草取りをしたが根を詰めたせいか、次第に気分が悪くなり、あわてて作業を中止した▼もちろん水分補給はしたものの、汗による放出が上回ったのだろう。日の出とともに気温が上昇するため、涼しい朝でも決して油断できない。自然環境の変化、建造物の立地、緑地減少など昔に比べ暑さの質が異なっているように思う▼いわき市内ではこれから夏まつり本番を迎える。あすの第66回いわき花火大会、6~8日のいわき七夕まつり、さらに第38回いわきおどりと大勢の人手が予想されるイベントが続く。熱気あふれるのはよいが体調を崩してはいけない。自衛手段を講じ、短い夏を満喫したい。

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