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片隅抄

2021.03.13

東日本大震災では幸い取り返しがつかない被害を受けずに済んだが、被災地で生きる1人としてこの10年、「3月11日午後2時46分」を特別な思いで迎えてきた▼涙もろくなったのは年のせいばかりでない。今も津波の映像を見るたび胸が痛くなる。一度DVDで見ているのに昨夜の原発事故の映画も冷静には見られなかった▼一小節目で涙が出て歌えなくなるのは西田敏行さんの「あの街に生まれて」、普天間かおりさんの「Smile Again」 だ。そしてあの日午前中、中学校の卒業式取材で聴いた「旅立ちの日に」▼薄磯と久之浜に掲げられた黄色いハンカチ。そこに書かれたメッセージにも胸を打たれた。中学3年で阪神淡路大震災を経験した女性が、東日本大震災の年の4月2日に生まれた男の子に「晴生」と名づけたという。いつも晴れの日のように、笑って明るく生きてほしいという願いを込めて。西田さんもこう歌う。「いつだって懐かしい海と山が味方だった」

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