今日から来月1日まで、いわき市内において、飲食店の時短営業、及び市民への不要不急の外出自粛要請が出された。今回は要請に応じた飲食店には売り上げに応じた協力金が支払われるということだが、混乱は避けられないようだ▼何で飲食店だけ狙い撃ちにされなくてはいけないのか。関係者からはそんな声を多く聞く。協力金と言っても全てがまかなわれるわけではない。酒や食材等の納入業者には何の保証もない。影響はそれだけにとどまらず、代行運転業、タクシー等多岐にわたる▼感染拡大防止には仕方ない要請だという意見もあるが、締めればそれで良いという安易な行政判断だと批判の意見も多いのも事実だ▼本来、ワクチンの接種や医療体制の充実を推進することが先決ではないだろうか。医療崩壊、病床のひっ迫だといわれるが、全体の中でどれくらいの割合用意されているのか肝心なことは発表されていない。医療体制の拡充を目指す取り組みが必要だ。
片隅抄