最近テレビで放映された「逃亡医」等、冤罪を自らの手で解決していくドラマがある。多くは捜査ミスや、真犯人による証拠の操作によってのこと。また、SF映画にありがちなのが、犯行現場の映像を細工し犯人だと世論に訴えるもの▼いわゆる「フェイクニュース」だが、この言葉が今、世間を騒がせている。ロシアのウクライナ侵攻に対して、ロシアの蛮行をロシア側は「フェイクニュース」と一蹴しているのだ▼かつて、アメリカのトランプ前大統領は、その言葉を多用した。自分への分の悪い報道に対しての苦しい言い訳であるが、今回もそれに当てはまることだろう▼報道に携わる者として、マスコミは「フェイクニュース」を流すことはないと断言する。責任と使命があるからだ。ただ、高度情報化社会においては、誰もがマスコミになれる時代。言い方を変えれば「フェイクニュース」を拡散させる事もできるのだ。フェイクはエイプリルフールだけにして欲しい。