1チーム7人の選手で行われる7人制ラグビーはスコットランド・メルローズが発祥とされる。意外にも歴史は古く、1883年、地元クラブの資金集めのため、大会を開こうとしたが、人数が集まらず、考え出された▼「セブンズ」とも呼ばれ、6年前のリオデジャネイロ五輪から夏季正式種目に採用。昨夏の東京五輪ではコロナ禍で、サモア代表のホストタウンとなっていたいわきでの事前キャンプが中止となるなど、残念なニュースがあったが、サモアとの文化交流の懸け橋となった▼そのサモア代表が本来、事前キャンプを行う予定だったいわきグリーンフィールドで、県7人制ラグビーフットボール大会の高校生の部が行われ、勿来工業が初優勝。7月に長野県・菅平で開かれる全国大会に初出場する▼実行委員会推薦枠で初出場した選抜大会では主力のけがなどで思うような結果が残せなかったが今度こそ、本来の力を出し切り、全国舞台で大暴れしてほしい。