任期満了に伴う県知事選がきのう告示された。3期目を目指す現職内堀知事、革新系の新人草野芳明氏の一騎打ちである。30日の投開票を前に県民の盛り上がりは、なんとなく低調だ▼乱を求めるわけではないが、あと数人の候補者が名乗りを挙げ、有権者の選択肢を広げてもよかったのではないか。過去にさかのぼること昭和63年9月、この時の県知事選は印象に残る▼元参院議員と建設官僚による保守層分裂の構図は、のちのちまで尾を引いた。本紙によると、いわき市内では知事選に加え参院補選、市議選が重なる県内初のトリプル選挙の様子を連日にわたって報道するなど、当時の熱気が伝わってくる▼その証に市内投票率は知事選79・43%、参院補選79・06%、市議選79・46%の数字が関心高さを示している。当時の本市有権者数は約25万9千人、12日時点の26万6255人と若干の差はあるにしてもだ。前回知事選の37・36%を上回るため、知恵を絞る必要がある。
任期満了に伴う県知事選がきのう告示された。3期目を目指す現職内堀知事、革新系の新人草野芳明氏の一騎打ちである。30日の投開票を前に県民の盛り上がりは、なんとなく低調だ▼乱を求めるわけではないが、あと数人の候補者が名乗りを挙げ、有権者の選択肢を広げてもよかったのではないか。過去にさかのぼること昭和63年9月、この時の県知事選は印象に残る▼元参院議員と建設官僚による保守層分裂の構図は、のちのちまで尾を引いた。本紙によると、いわき市内では知事選に加え参院補選、市議選が重なる県内初のトリプル選挙の様子を連日にわたって報道するなど、当時の熱気が伝わってくる▼その証に市内投票率は知事選79・43%、参院補選79・06%、市議選79・46%の数字が関心高さを示している。当時の本市有権者数は約25万9千人、12日時点の26万6255人と若干の差はあるにしてもだ。前回知事選の37・36%を上回るため、知恵を絞る必要がある。