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片隅抄

2023.04.11

国立研究開発法人水産研究・教育機構は先日、年々深刻さを増すサンマの不漁について、要因を調べた結果を発表した▼温暖化に伴い水温が上昇するなど、海洋環境が変化したことが最大の要因という。黒潮の流れが変わり日本近海から東の沖合に群れが移動したことで分布量が急減。沖合は餌が少なく、稚魚の成育条件が厳しいことも起因しているようだ。マイワシとサバ類の増加が回遊に影響を与えた可能性も▼アクアマリンふくしまの安部義孝名誉館長は過去の弊紙連載でサンマを取り上げ、開館以来続けてきた研究成果の一端を紹介。細毛が生えた卵を潮境に漂う流れ藻に産むという生態を解説した。今回の調査結果に当てはめると、近海ならまだしも沖合では産卵する場は乏しいだろう。これでは資源量回復は見込めない▼海外大型漁船の「先取り」も深刻だ。燃料代の高騰も拍車をかけている。サンマは今や高級魚になりつつある。漁師たちの苦悩が目に浮かぶ。

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