本社主催の「白鷲旗争奪高校野球大会」が6月2日開幕する。甲子園をかけた県大会前の最後の公式戦として熱戦が期待される▼今月からコロナが5類に引き下げられ声出しでの応援が可能となった。いわきは昔から野球が盛んな土地。観客席には家族以外にも大勢の野球ファン訪れ、子どもたちの一挙手一投足に大きな声で声援を送る姿が見られることだろう▼一方で、野球のような団体スポーツでは、少子化の影響で年々選手集めが難しくなっていると聞く。しかし、子どもたちは部員不足から満足な練習ができなくとも、試合する喜びをかみしめミスしても全力でのプレーに徹する。そのひたむきな姿が見る人の心を熱くさせるのだろう▼半世紀にわたって、一つの大会を続けられたのは弊社だけの力ではない。地区高野連、審判団、保護者の方々の支援があったからこそ。期間中、多くの市民が球場を訪れ、子どもたちの熱いプレーに声援を送ってほしいものだ。