興奮冷めやらぬ、とはこのことだ。バスケW杯。初戦は黒星を喫したが、渡邊雄太のプレーにしびれた。一矢報いてほしいと、TVにかじりついたフィンランド戦。特に第4Qは手に汗を握った。逆転の立役者河村勇輝の3ポイントに何度も吠えた▼社会現象にもなった漫画スラムダンク世代だ。上背があったため、同級生に入部を勧められたが、野球がしたくて断った。そのためか当時のルールしか知らず、試合では何度も「?」が浮かんだ▼そこで思い出すのが、ラグビーW杯の放映手法。初心者にも分かりやすい説明がその都度入り、アナウンサーも優しく解説。代表の活躍もあっり、〝にわか〟ファンが急増したことは記憶に新しい▼市内初のプロスポーツチーム、いわきFC。ここ3戦のホーム動員数は4千人を超えたが、実力相手との戦いのため、安易にファンが増えたとは言い難い。フロントはとうに理解しているだろうが、他の競技の取り組みは参考になる。