6日から「春の全国交通安全運動」が始まる。期間中、交通安全意識を見直してもらおうと、警察や関係団体が啓発に力をいれる▼春の運動は交通ルールに慣れていない新入学児童が、安全に登校できるようにと、毎年この時期に実施されている。特に、交通弱者と言われる子どもやお年寄りに対しては、学校や老人会が中心となって交通安全教室を開き、横断歩道の正しい渡り方などを学ぶ▼近年、増えてきたのが自転車がからんだ事故。それに合わせて道交法が改正され、自転車に対する厳罰化が進んでいる。中でも信号無視や自転車走行中の携帯電話使用、酒気帯び運転などは重大な事故を招くだけに、違反者には重い罰が科せられる▼今運動の重点項目の一つに自転車の安全利用が掲げられている。自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となって1年。ヘルメットを被って頭部を守り命も守りましょう。運動は15日まで。交通安全意識を高める機会にしたい。