「夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動」が16日から始まる。各地で警察官や関係者が交通指導にあたる▼夏の運動は、夏休み中の子どもたちが交通事故に遭わないようにと、交通ルールの徹底、指導取り締まりの強化を目的に、毎年この時期に実施されている。夏休みに入ると、市内の観光地に向かう車が増える。そのため交通弱者と言われる子どもやお年寄りを、交通事故から守ることが大事になってくる▼今運動のスローガンは「じゅんびした? じてん車のるときヘルメット」。重点目標の一つに「自転車の交通事故防止とヘルメット着用・保険等加入の促進」が掲げられている。ヘルメット着用が道交法で決められた今も、高校生を中心に着用率が伸び悩んでいる。自転車事故の場合、頭部の損傷が致命傷になることが少なくないだけに、ヘルメットは自分の身を守る大事な道具をお忘れなく▼運動は今月25日までの10日間。交通安全意識を高める機会にしたい。