梅雨が明けた途端、日本列島は猛烈な暑さに包まれている▼この猛暑の中、稲作農家は日本の主食である米を守るため日々、農作業に汗を流す。先週、日米関税交渉が合意し、米国の加工用や飼料用の米の輸入量を増やすことになった。政府は主食用の米には影響しないと言うが、相手は交渉上手の米国。自国の農業を守るためにも、これ以上の譲歩を認めるわけにはいかない▼気温の上昇もさることながら、もう一つ悲鳴を上げたくなるのが物価高騰。先の参院選でも与野党そろって、物価抑制を公約に掲げていた。しかし、食料品をはじめ生活にかかわるすべての物が、下がる気配がない。昨年から続く物価高に、賃金上昇が追い付かず国民生活は困窮するばかり▼今週末は8月。先祖の墓参りを兼ね、家族で故郷に帰る人は少なくない。車での帰省となれば、慣れない運転に強行日程も重なり、疲労も激しくなる。行き帰りの交通事故には十分に注意したい。