5日のロアッソ熊本戦は画面の前でペン片手に熱くなり、久々に手に汗を握った。攻守の軸となり続ける『推し』の柴田壮介のゴラッソには思わず声が出た。仕事を忘れ、ガッツポーズ▼残り6試合。瀬戸際が続く。昇格プレーオフ圏・RB大宮アルディージャとは勝ち点10もある。セオリーなら追い付くことは『まずない』が、スポーツに絶対はない。鹿島アントラーズが奇跡の逆転優勝を成し遂げた、J1の2007シーズンを思い起こすサッカーファンもいるだろう▼残り9試合で首位の浦和とは勝ち点10差。なかなか差を詰められなかったが、残り5試合で浦和がまさかの失速。鹿島は浦和との直接対決も制すなど、残り5試合で10ポイントを跳ね返す『脅威の末脚』をみせ、奇跡の逆転Vを決めた▼田村雄三監督は熊本戦を前にし、「7つすべてに勝つ」と言い切った。今のいわきFCにはその力がある、と信じている。いちサポーターとしてその言葉を信じたい。