先日、市暮らしの伝承郷にいたら、「ありがとうございましたぁ!」とコスプレの若いグループが華やかな衣装のまま出て行った▼伝承郷には江戸時代後期から明治の初めに建てられた茅葺き屋根の古民家が5棟ある。周囲を雑木林が囲んでいるから中央台の雑踏と隔絶され、ここには古民家が建てられたころの雰囲気が漂っている。コスプレイヤーにとって自分の世界を創造できる場所なのだろう▼レイヤーたちを市勿来関文学館隣の吹風殿でも見かけた。こちらは平安時代の『寝殿造り』を取り入れた建物で、庭園も曲水の宴ができそうな洒落た水路がある風情のある造りだ。〝刀剣乱舞〟風の衣装が似合っていた▼いわき湯本温泉もコスプレイベントを開いて話題を集めている。ならば、この機に「いわき七浜イケメン」の7人の海の神様を、「おもてなし集団・仙台伊達武将隊」のような実写版にし、レイヤー風いわきおもてなし集団として生かせないかと思うのだが…。