年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動が今日から始まった。運動の重点目標は＜１＞夕暮れ時や夜間の交通事故防止＜２＞飲酒運転の根絶―など５項目で、来年１月７日まで実施される▼そこで思い出されるのが、今年１月郡山市で起きた交通死亡事故。１９歳の女性が横断歩道を通行中、飲酒運転の車にはねられ亡くなる痛ましい事故があった。運転手は家で酔いをさましたと言っているが、事故の前には信号無視を繰り返していたことも分かった▼飲酒運転や悪質運転の増加に伴い、飲酒運転などへの厳罰化が進んでいる。ここ数年は減少傾向にはあるが、決して無くなったわけではない。そんなに酔ってはいないとの甘い考えから、一生かかっても償いきれものを背負うこともある。損害賠償などその後の問題が重くのしかかる▼今は事故を起こした本人ばかりか、一緒に飲んだ人、飲食店側にも責任が問われるケースも。忘年会シーズン。飲んだら乗るなを肝に銘じたい。
