15日は「終戦の日」だった。15日が近づくとメディアは一斉に反戦、平和を訴えるキャンペーンを行う▼ところが、8月も月末ともなれば戦争の露出度はほぼ皆無。しかし、この世から戦争が無くなったわけではない。現にロシアはウクライナ侵攻を強め、米国とイスラエルの間では攻撃の応酬が繰り返される。戦争や紛争は世界中至る所で起きている▼日本は先の大戦の反省を踏まえ、戦後不戦の誓いを守ってきた。ただ、ここにきてその不戦の誓いの足元が揺らいでいる。防衛費の増大に非核三原則の見直し、唯一の被爆国でありながら「核兵器禁止条約」を批准しようとしない日本政府。こうした日本の姿勢を諸外国はどう見ているのだろうか▼戦後81年、戦争体験者の高齢化が進み、記憶の継承が難しくなる中、戦争を知る人や平和を思い継ぐ機会は限られてくる。いつなんどき日本が戦争に巻き込まれないとも限らない。今一度、反戦、平和の意味を考えたい。