県立高校入試の前期選抜の出願先変更が13日正午で締め切られ、各校の最終倍率が確定した。県教委が同日夕に発表し、全日制は特色、一般両選抜を合わせた募集定員1万2160人に対して、1万1403人が出願し、平均倍率は0・95倍となった。学業や部活動など、学校ごとに「志願してほしい生徒像」を設け、自己推薦の形を取っている特色選抜は、定員2630人に対し2008人が出願し、平均倍率は0・76倍だった。
いわき市内では、全日制13校の募集定員2320人に対して2299人が出願し、平均倍率は0・99倍となった。30学科のうち定員割れとなったのは16学科で、出願先変更前は定員割れだった磐城農業・緑地土木が1・00倍と定員に到達した。
普通科では磐城桜が丘が1・28倍(変更前から0・01ポイント減)と最も高く、磐城が1・13倍(変更前と同値)、いわき湯本が1・10倍(変更前から0・03ポイント減)と続いた。
工業や商業、農業などの職業系では磐城農業・生活科学が1・30倍(同0・03ポイント減)と、学科全体で最高となった。次いで小名浜海星・海洋の1・25倍(同0・05ポイント減)、平工業・土木環境工学の1・23倍(同0・05ポイント減)。
特色選抜については、全日制は勿来工業・電気が県内最高となる3・50倍(変更前と同値)。平工業・土木環境工学が2・00倍(同)、磐城農業・生活科学が1・90倍(変更前から0・10ポイント減)と続いたが、19学科で定員割れとなった。
前期選抜は3月3日に特色、一般両選抜ともに学力検査を行い、7日までに特色選抜の論文と面接、実技を実施する。合格発表は15日となり、定員に満たない場合は後期選抜に入る。
ニュース