消防団員の規律保持と士気高揚を図るため、市消防団の7支団が一堂に会する「第52回いわき市消防団春季検閲式」が29日、好間多目的広場で開かれる。コロナ禍の影響により、平成31年4月の大会を最後に中止を余儀なくされていたが、4年ぶりに再開する。
点検者の内田市長らの視閲を受けた後、支団対抗の規律訓練競技大会を実施する。これまでは94人の中隊編成の参加となっていたが、今大会は31人による小隊編成で競技に臨むこととなり、各支団では本番に向けて結団式を行い、さっそく訓練を開始している。
このうち、小名浜地区の市消防団第2支団(鈴木良次支団長)は、17日夜から訓練をスタートさせた。訓練に先立ち、小名浜一中校庭で結団式が行われ、出場する第6分団の団員31人と補助員、支団幹部をはじめ、約100人が出席した。
鈴木支団長は「ここに集まった選手たちは十分な実力を持っている。第2支団一丸となって、優勝を目指して頑張っていこう」と激励し、鈴木智県議、大友康夫市議、阿部通市小名浜支所長、井上雅樹小名浜消防署長がそれぞれエールを送った。
引き続き、団員たちは支団幹部らの指導を受け、1つひとつの規律動作を入念に確認した。一糸乱れぬ隊列で優勝を目指し、大会前日の28日までの平日10日間、同校で訓練を重ねる。
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