大学卒業後に通信教育で基礎デッサンなどを学び、ほぼ独学で創作活動を続けている作家佐藤勇介さん(40)=平中神谷=の個展「佐藤勇介絵画展2023」が11日まで、平字二町目のヤマニ書房本店3階で開かれている。
佐藤さんは東北大文学部を卒業後、宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館エントランスホールで個展を開催するなど、熱心に創作活動に励んでいる。2019(令和元)年ごろから、ポストカードやカレンダーの販売を同店で始めたことがきっかけで、個展を始めることとなった。
昨年に引き続き2回目の開催となり、会場には水彩絵の具や鉛筆、ドローイングインクなどを用いて描かれた水彩画約45点が展示されている。風景画をはじめ、花などの静物画、人物画など、その時々で関心のある動植物や物事を題材に、創造を膨らませた独特の世界観をキャンバスに落とし込んでいる。
佐藤さんは「その時やこれまで見た景色や記憶から作品を描いた。1人でも多くの方に来ていただいて、気楽に見てもらえれば」と来場を呼びかけている。会場は入場無料。ポストカードなどの販売も行っている。開催時間は午前10時~午後6時(最終日は同5時まで)。問い合わせは、同店=電話(23)3481=まで。
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