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川内有緒さん 障がいとアート巡る初監督作品 30日にアリオスで上映会

 いわきに縁の深いノンフィクション作家川内有緒さん(東京都在住)が、映画監督の三好大輔さんとともに、初めて監督を務めた話題のドキュメンタリー映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」(アルプスピクチャーズ製作・配給)のいわき上映会が30日午後1時から、いわき芸術文化交流館「アリオス」小劇場で開かれる。
 上映後の午後3時からは川内、三好さんによるアフタートークもある。オンラインチケット決済サービスPeatix(ピーティックス)や、アリオスチケットセンターなどで現在、前売り券を販売している。同いわき上映会実行委員会主催、ネットワーク調剤、植田印刷所の協賛、市後援。
 映画は「2022年Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞」を受賞した、長編「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」(集英社インターナショナル)をきっかけに生まれた。昨年から全国公開がはじまり、県内では福島市のほか、映画の舞台にもなった猪苗代町で上映会が行われている。浜通りでの公開は今回が初めて。
 川内さんは母親がいわき市出身で、いわきを舞台にした長編「空をゆく巨人」(集英社インターナショナル)が開高健ノンフィクション賞を受賞。取材を通じて数多くの交友が生まれたいわき市での上映会を希望し、作品に感銘を受けた小名浜出身・東京都在住の宮本英実さん(地域活性プロジェクトMUSUBU代表)、植田印刷所の渡辺陽一代表ら、いわきの友人たちが実行委員会を立ち上げた。
 映画の主人公は〝全盲の美術鑑賞者〟白鳥建二さん。白鳥さんは恋人とのデートがきっかけで美術館を訪れ、「全盲でもアートを見ることはできるかもしれない」と思うようになった。「自由な会話によるアート観賞」という独自の鑑賞法を編み出し、川内さんも含む友人たちと水戸、東京、新潟……とアートを巡る旅を始める。アートの力とはなにか、見る人と見えない人が一緒に見る先には何があるのか――。アートと言葉をめぐる冒険の物語が展開していく。
 前売り券は大人一人1500円、当日券1800円。障がい者は一律1000円。18歳以下は無料だが、メール=iwaki.cinema@gmail.com=で事前予約が必要。古滝屋(常磐)、オルタナティブスペースUDOK.(小名浜)でもチケットを取り扱い中。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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