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N響のメンバーら小名浜へ 港町でフルート・バイオリン・ピアノの調べ
日本を代表するオーケストラ・NHK交響楽団(N響)のメンバーによる「いわきアンバサダー レジデントシリーズ」が17~19日、小名浜地区で繰り広げられた。
レジデントシリーズはN響メンバーが、アンバサダー(大使)として、いわき市各地で演奏機会を提供する試み。今回はN響フルート奏者の梶川真歩さんが、10月7日にいわき芸術文化交流館「アリオス」で開催される定期公演で、ソリストを務めるバイオリン奏者の成田達輝さんを交えて訪れ、ピアノ奏者の居福健太郎さんも加わった。
会場は17日が小名浜魚市場会議室と冷泉寺、18日が市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」の船着き場、ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」の潮目の大水槽前、19日がいわき信用組合本店会議室と、バラエティーに富んだ場所で演奏が披露された。
このうち小名浜魚市場会議室では、小名浜港といわきマリンタワーを窓の外に眺めながら、モーツアルトやシューベルトの楽曲が奏でられ、訪れた約60人の市民らは、極上の時間を満喫した。演奏の合間には、楽器にまつわる多彩なエピソードや、本番に向けての思いなども語られ、これをきっかけに10月の定期公演にもぜひ足を運んでほしいと、梶川さんらは呼びかけていた。