ユニバーサルデザインの推進・啓発を図ることを目的に、いわき市内の小学5、6年生を対象にした「市小学生ユニバーサルデザイン『やさしさ』写真コンクール」で、最優秀賞に筥﨑くるみさん(植田小・5年)「優しい速さのエスカレーター」が選ばれた。
コンクールは「すべての人が生活しやすい社会のデザインの考え方の基本は、やさしさと思いやり」をコンセプトに身近にあり、心に残る光景を撮影した写真と感じたことをメッセージに添えて応募してもらった。7月21日~9月8日の期間に144点が寄せられた。
最優秀賞の筥﨑さんは、買い物などで利用する「マルトSC中岡店」のエスカレーターに設置されていた、「小さなお子様やご年配の方に優しい速さに変わりました」と記されたお知らせ看板を紹介した。
幼いころにエスカレーターのスピードが速く、母親とタイミングを合わせて乗っていたことを思い出し、「子どもや足の悪い人、お年寄りが安心して利用でき、自分も乗ってみたら優しい速度だった」とメッセージを付けた。
表彰にあたり、筥﨑さんは「とてもうれしいです。子どもやお年寄り、体の不自由な人たちが、安心して暮らせる社会になってほしい」と話している。
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