常磐・湯ノ岳の下草に放火 泉町の２５歳男を逮捕 相次ぐ不審火に関与か

　いわき市常磐藤原町の山林で放火をしたとして、いわき中央署は１日午後７時２７分、同市泉町玉露字道上、とび職木船元汰容疑者（２５）を森林法違反の疑いで逮捕した。
　逮捕容疑によると、木船容疑者は２月２８日午後６時ごろ、同市常磐藤原町湯ノ岳で下草に火を付け、立ち木等に延焼させ、他人の森林に放火した疑い。
　同署によると、木船容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。同市常磐藤原町や常磐長孫町、渡辺町では１月１３日以降、計７件の下草が燃える不審火が発生。一連の現場付近で木船容疑者を職務質問したことがあり、捜査線上に浮かんだという。
　不審火を受けて、同署といわき東署が共同捜査体制を構築し、県警捜査一課、刑事総務課、機動捜査隊の応援を得て、調べを進めていた。いわき中央署は他の下草火災への関与についても追及していく。
　（資料写真：いわき中央署）