１１日で東日本大震災から１３年 いわき市各地で追悼式など開かれる

　東日本大震災の発生から１３年に合わせ、いわき市の各地では11日、慰霊や復興を祈念した催しが開かれる。また当日は震災発生時刻の午後２時４６分に、震災で亡くなった人に哀悼の意を表するため、消防署などのサイレンが１分間鳴らされる。
　主な催しのうち、市による「令和６年いわき市東日本大震災追悼式」は午後２時４５分から、いわき芸術文化交流館「アリオス」中劇場で行われる。開式で黙とうをささげた後、内田市長の式辞や、大峯英之市議会議長の追悼の辞、出席者による献花と続く。
　式典終了後には、自由献花の時間を設ける。手向ける花は市が用意し、誰でも参加できる。
　平豊間の豊間中央集会所広場では、午前１０時から献花が始まり、同１０時半に真言宗智山派の青年僧侶が読経する。久之浜町の稲荷神社やその周辺では献花に加え、折り鶴を受け付け、午後２時４７分にお焚き上げをする。
　平薄磯の修徳院では、午後２時から法要が執り行われ、同３時を目安に薄磯海岸で紙塔婆供養に臨む。四倉町の道の駅よつくら港では、ＮＰＯ法人よつくらぶが、午前１１時から午後３時にかけて献花の場を用意する。
　薄磯三丁目のいわき震災伝承みらい館では、追悼行事「みらいへつなぐ、３・１１の記憶」が開催される。午前１１時、正午、午後１時、３時、４時に語り部が講話を実施。同２時と５時には、旧豊間中の津波被災から再生した「奇跡のピアノ」を使ったミニコンサートもある。
　夕方からは、県内外から寄せられたメッセージが書かれた黄色いハンカチを展示する「未来へのメッセージ」のライトアップも予定する。
　県いわき地方振興局は、小名浜のアクアマリンパークとイオンモールいわき小名浜で、「３・１１ふくしま追悼復興祈念行事『キャンドルナイト』」を展開する。
　防災ワークショップやキャンドル点灯（午後５時４５分から）、復興祈念・追悼コンサートが計画されている。これに先立ち、９、１０日はプレイベントも繰り広げられる。詳しくは＜こちら＞まで。
　（写真：昨年行われた薄磯海岸での紙塔婆供養の様子）

イオンモールいわき小名浜

イオンモールいわき小名浜は専門店、アミューズメントからなるエンタテイメントモールです。