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いわき市指定文化財 伊勢屋所蔵文書2040点、波立寺のビャクシン追加答申

 市文化財保護審議会は27日、服部樹理市教育長に対し、新たな市指定文化財の登録を答申した。答申されたのは、伊勢屋所蔵文書2040点と、波立寺のビャクシン(イブキ)2株。答申書は同日、市役所東分庁舎で樫村友延会長、渡辺智裕副会長から手渡された。4月22日に開かれる教育委員会の議決を経た上で、同25日に市文化財に指定される見通し。
  伊勢屋所蔵文書は、2014(平成26)年に指定された335点に追加された。一連の文書は、江戸時代に江名の名主を務めた近藤家に伝わる。
 江戸時代の江名は初めは旧磐城平藩領で、1670(寛文10)年から湯長谷藩領となった。海運と漁業で栄えたことで知られ、取れたカツオは加工品として出荷され、江戸の問屋と経済的なつながりがあったほか、湯長谷藩の年貢米を積み出す港として、浜役所が置かれていた。
 こうした経緯から、伊勢屋所蔵文書からは公的・私的を含め、名主としての職務や浜方に関するもの、藩とのやり取りなどがうかがえ、海村特有の地域性を帯びている。
 さらに追加の調査が行われ、2040点が確認された。村方や寺社・信仰、文化教育、江名村の土地、近藤家など多岐にわたる内容が書かれており、文書群から明らかとなる史実も多彩という。江名の地域性を近世から近代まで通して見ることができ、海村研究の一助としても期待される。

 波立寺のビャクシンは「アジサイ寺」で知られる久之浜町田之網の同寺境内に立つ。ビャクシンはヒノキ科の針葉樹で、県内ではもともとまれな品種となっており、仁王門側に雄株、薬師堂側に雌株があり、幹回りは4・95mと4・74mで、既知のものとしては最も大きいとされる。
 樹高は13・3mと15・9m。隣接する自生地に由来すると考えられ、郷土樹種の遺伝子資源としても貴重と言える。
 (写真1枚目:伊勢屋所蔵文書より 2枚目:波立寺のビャクシン。左が雄株、右が雌株)

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