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春の全国交通安全運動 いわき東、南署で出動式 合同県境キャンペーンも

 6日から始まった「令和6年春の全国交通安全運動」(県、県交通対策協議会主唱=15日まで)に合わせ、いわき東署、いわき南署の管内では5日、それぞれ出動式が開かれた。
 いわき東署管内の出動式は、小名浜公民館で行われた。同署と管内の交通関係団体から約70人が出席。黒沢毅署長が「新年度は人や物の流れが活発化し、事故の発生が懸念されている。交通安全思想や安全運転マナーがさらに普及されるよう活動をお願いしたい」とあいさつした。
 交通関係団体を代表し、佐藤一弘いわき東地区交通安全協会長が協力を呼びかけたあと、管内のパトロールに向けて、駐車場から白バイとパトカーが出動した。
 式終了後には、ヨークベニマル小名浜店と鮮場やっちゃば小名浜店で啓発活動を展開し、運動の啓発チラシや夜光反射材、ウェットティッシュなどを配りながら事故防止を求めた。

 いわき南署管内の出動式は、隣接する茨城県警高萩署との合同県境交通安全キャンペーンとして実施され、同県北茨城市のカインズ北茨城店で開催された。
 キャンペーンには、両署員に加え、いわき市や同県北茨城市、高萩市から約200人が参加。いわき市からは佐藤昭仁署長や内田市長があいさつに立ち、官民一体となって交通事故を無くしていくことを誓った。
 続いて隣接する国道6号に赴き、行き交うドライバーに対して、夜光反射材やチラシなどを配布したり、運転中の携帯電話使用禁止や飲酒運転撲滅を訴えるハンドプレートを掲げたりしながら、交通安全運動が始まることを伝えた。
 終了後には参加者を代表し、山下知昭会長が「いわき市、北茨城市、高萩市の関係者が一堂に会し、交通安全運動の周知が徹底できた。来週には入学式が開かれ、黄色いランドセルを背負った子どもたちも登校する様子が見られる。今後も悲惨な事故を1件でも無くすよう、両県で連携していきたい」と講評した。
 (写真1枚目:パトロールに出動する白バイ 2枚目:北茨城市で行われた合同啓発)

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