勿来地区の夏の風物詩「なこそ夏まつり」。今年は7月20日に5年ぶりに復活となる「いわきおどり勿来大会」と、8月31日の「第26回鮫川花火大会」に分かれて開かれる。このうちいわきおどり勿来大会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2019(令和元)年以来の開催で、7月5日まで参加チームを募集している。
なこそ夏まつりのメインとなる花火大会の歴史は古く、1934(昭和9)年の植田町青年団主催までさかのぼる。戦後も地元有志が継続していたが、資金面の問題もあって、60年を最後に途絶えた。しかし1996(平成8)年、市民参加型の花火を行おうと、勿来青年会議所(現・いわき青年会議所)の手でよみがえり、2005年からはいわきおどり勿来大会と併催されてきた。
5年ぶりのいわきおどり勿来大会は、植田町のうえだパティオ通りが会場で、午前11時から歩行者天国を実施。踊りは2部制で、午後5~6時を第1部、同6時20分~7時20分を第2部とする。本番に合わせ、吉田家具店―カメラの清水植田本店の約350mは、午前11時から午後8時半まで通行止めとなる。駐車場として、植田小グラウンドが午前10時半から午後9時まで開放される。
鮫川花火大会は、鮫川河川敷公園で約2千発を予定しており、いわきの夏祭りのフィナーレを飾る。午後6時半からのオープニングに続き、午後7~8時に打ち上げ。実行委員会では、メッセージを添えた記念花火を募集している。1発2万円から。
花火大会に伴い、鮫川両岸の市道の一部が、午後6時から9時まで通行できない。駐車場は植田小と錦小のグラウンド。開放時間はいずれも午後4時から9時まで。
問い合わせは、なこそ夏まつり実行委員会=電話(63)6521=まで。
(画像:5年ぶりのいわきおどりを交えた「なこそ夏まつり」のポスター)
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