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宮小で回転やぐらの踊り方指導 毎年恒例 地元の歴史知る機会に
宮小(荒木昇校長)で18日、8月13~15日の3日間、JR内郷駅前広場で開かれる「第69回いわき回転やぐら盆踊り大会」に向けた巡回指導が行われ、全校児童55人が踊りの輪を作った。
市の学校・家庭・地域パートナーシップ推進事業として、内郷公民館と協働で毎年行っている。内郷地区文化協会副会長で詩吟舞踊舞楽の会会主・山﨑節子さんら3人が講師を務め、正調お囃子の振り付けを指導した。
体育館では、輪になった児童が山﨑さんらのアドバイスを受け、両手の上げ下げ、足の前後に注意しながら、基本動作を学んだ。巡回指導は1日から18日まで計4日間にわたり、御厩、綴、内町、宮の各小で実施された。
同盆踊りは1952(昭和27)年から続く内郷の伝統行事で、宮小の5、6年生は会場でじゃんがら念仏踊りも披露する予定だ。
指導にあたった山﨑さんは「もともとは炭坑内で亡くなった人の慰霊のために行われるようになった歴史があり、やぐらが回転する日本唯一のお祭り。子どもたちにも親しまれており、ありがたい」と語った。
(写真:講師の指導を受けて踊りの輪を作る児童たち)