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いわき市 台風一過で青空広がる 小名浜は36・7度の猛暑日に
非常に強い台風7号は17日未明から朝にかけ、本州の東の海上を東北東に進んだ。同日午前9時現在、いわき市の東280kmに位置し、勢力を維持したまま日本から離れている。市災害対策課によると、市内で台風による被害やけが人は確認されていない。
17日のいわき地方は朝から台風一過の青空となり、暑さが戻ってきた。福島地方気象台によると、午後3時までの最高気温は小名浜で36・7度(同1時24分)の猛暑日、山田町で34・7度(同2時56分)の真夏日を記録した。
ただ17日は海上では大しけとなるほか、18日は暖かく湿った空気の影響で曇りとなり、午後は雷を伴って激しい雨の降る所がある見込み。
<「命を守る行動を」明るいうちの避難うながす>
市では台風7号の接近に伴い、昨年9月の記録的大雨を踏まえ、市民に「命を守る行動」を要請。この水害では避難中に命を落とした事例があったため、雨が降る前の16日午前10時半の段階で「高齢者等避難(警戒レベル3)」を出し、同日午後3時に避難指示に移行し、明るいうちの避難をうながした。
避難指示にあたり、内田市長は改めて市民に向け、命を守る行動を要請する緊急メッセージを出した。
降り始め(16日午前3時)から17日午前7時までの総雨量は、川前観測所(川前町川前)で66・5mm、市三和支所(三和町下市萱)で52・0mm。最大瞬間風速は小名浜で18・0m(16日午後11時43分)だった。
(写真:34度を表示するJRいわき駅前の温度計=17日午前11時48分)