〝常磐もの〟の魅力を発信するため、医療創生大の学生たちは市水産振興課と連携し、地元産ヒラメの風味と食感を生かした新メニュー「常磐ヒラメのあんかけ丼」と「ヒラメ&チップス」を完成させた。若い世代に常磐ものの理解と関心を深めてもらうため、同大と市が取り組む「いわき浜めしプロジェクト」の一環で、12日午前10時から小名浜アクアマリンパークで開催される「いわき大物産展2024」でお披露目を兼ねた販売会を催す。
メニューの開発は2019(令和元)年以来5年ぶりで、今年2月にスタート。前回はホッキ貝やマグロ、サバ、カツオを用いたことから、学生たちはヒラメに着目し、沼ノ内漁港で実際に水揚げや競りの様子を視察した上で、試作を重ねてきたという。
「常磐ヒラメのあんかけ丼」はヒラメをカリッと揚げ、関西風の白だしを用いた和風野菜あんをかけた一品で、「ヒラメ&チップス」はフィッシュ&チップス風に、外はカリッ、中はふんわりとした触感のヒラメフライをタルタルソース、岩塩、ピリ辛ソースで味わえる。素材本来の風味と食感を生かすため、シンプルで上品な味わいとなるよう気を配ったという。
当日は家庭でも気軽に作ってもらえるようレシピの配布を予定しており、いずれも無くなり次第終了。「常磐ヒラメのあんかけ丼」は600円(200食限定)、「ヒラメ&チップス」は500円(100食限定)。
(写真1枚目:常磐ヒラメのあんかけ丼 2枚目:沼ノ内漁港を視察する学生たち)