人の流れや物流が活発になる年末年始の運航に向け、東北運輸局福島運輸支局は10日、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」西側岸壁に係留している、小名浜デイクルーズ(村田裕之代表取締役社長)の旅客船「サンシャインシーガル」(総トン数77t、定員150人)の立入点検を行った。
各輸送機関などの安全に対する意識を高めるための取り組みで、国交省では10日から来年1月10日までの期間中、安全総点検を行っていく。今回の点検には、同支局の菊池直志小名浜庁舎次長、運航労務管理官、船舶検査官4人のほか、福島海上保安部からも職員3人が参加した。
同社の村田社長ら役員、船員8人が立ち会うなか、安全管理規定の遵守状況や自然災害・事故が発生した際の通報連絡体制、救命胴衣などの安全装備の設置、使用方法の確認などを行い、いずれも適切に履行、整備されていることが認められた。
同社では元日に恒例の「初日の出クルーズ」を予定するなど、年末年始にかけて多くの利用が見込まれており、村田社長は「安全第一に、お客さまにとって楽しい運航を目指して頑張っていきたい」と気持ちを新たに安全運航に心がけることを誓った。
(写真:救命胴衣の着用方法を確認する参加者)
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