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泉ケ丘・ギャラリーいわき 22日まで東川和正さんの個展 天目釉の魅力一堂に
奈良県御所市に窯を持つ陶芸家東川和正さんの個展「天目釉(てんもくゆう)の陶世界―東川和正作陶展」が22日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれ、油滴天目の斑紋が輝く花器や酒器、皿などが展示されている。
東川さんは1952(昭和27)年、同市生まれ。京都で陶工修業し、国際アジア現代美術展で新人賞を受賞した。米カリフォルニア州サンタ・クルース市で作品を発表し、同市の名誉市民として表彰されたことも。
天目釉(ゆう)による表現を追求し、窯変で偶発的に表れる斑紋が玉虫色に輝くさまは、まるで小宇宙のよう。油滴天目や禾(のぎ)目天目など表情豊かな作品たちを紹介している。ほかにも、玄釉やあめ釉を使った作品も見られる。午前11時~午後6時。
(写真:天目釉の世界が楽しめる個展)