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元日本代表 植田町出身・高萩洋次郎が現役引退「最高のサッカー人生でした」

 サッカー元日本代表で、植田町出身のFW高萩洋次郎(38)は3日、現役引退を表明した。自身のインスタグラムで「このたび、現役を引退することを決めました」と明らかにした。サンフレッチェ広島にユースから所属し、2012~13年のJ1連覇に貢献。13年7月の東アジアカップで日本代表デビューを果たした。昨年はアルビレックス新潟シンガポールでプレーした。
 高萩は植田中時代、Jヴィレッジサッカースクールで高田豊治氏(Jヴィレッジ副社長=当時)と出会い、02年にサンフレッチェ広島のユースへ。03年4月には2種登録選手として、J2リーグ戦に出場。当時のJリーグ最年少出場記録を更新し、同年11月にトップチームに昇格する。
 06年のJ2愛媛FCへのレンタルをはさみ、レギュラーとして定着を果たすと、08年には14得点を挙げ、J2優勝・J1昇格の原動力に。12年には初のJリーグベストイレブンに選ばれる。
 15年にウェスタンシドニー(オーストラリア)を経て、FCソウル(韓国)に加入。同年の韓国FAカップで優勝し、日本人初の最優秀選手(MVP)に輝いた。17年にJ1FC東京に完全移籍し、同年3月に3年3カ月ぶりに日本代表に招集されたほか、7月にはJ1通算200試合を達成した。
 22年7月に当時J2の栃木SCに期限付き移籍し、23年から完全移籍。24年はアルビレックス新潟シンガポールと契約し、11月をもって退団していた。日本代表は通算3試合。J1では通算325試合・25得点、J2では通算137試合・19得点。
 インスタグラムのコメントは次の通り。
 みなさま、お久しぶりです。髙萩洋次郎です。
 このたび、現役を引退することを決めました。
 2003年にサンフレッチェ広島でトップチームに昇格させていただいてから、これまで本当に色々な経験をさせていただきました。
 様々な土地や、国でプレーさせていただき、そのすべてがここまでプレーできたことに繋がっていると思います。そして、すべてがかけがえのないもので、自分のサッカー人生に彩りを与えてくれました。
 また、その経験も色々な方々の支えがあったからこそだと思います。
 本当に幸せで最高のサッカー人生でした。
 あらためて、この場を借りて自分のサッカー人生に関わってくれたすべての人に感謝を伝えたいです。
 本当にありがとうございました。
 (写真:栃木SCの選手として、いわきグリーンフィールド〔当時〕のピッチに立った高萩=23年7月5日、いわきFC戦)

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