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要人に聞く2025<2>いわき経済同友会・小沼代表幹事 ビューロー・大場会長

 いわき民報社では2025(令和7)年の幕開けに合わせ、いわき市の各種団体代表8人にインタビューした(2回目)。
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 小沼郁亙 いわき経済同友会代表幹事
 今年はまちづくりと企業活動のあり方を考えるため、3月に九州への視察を予定している。まずはいわきFCの新スタジアム計画の発表を控える中で、整備後にどのような展開をしていくかを考えるため、長崎スタジアムシティ(長崎市)の取り組みに触れる。
 また長崎市は外航船を含め、大型クルーズ船の入港が急増している。小名浜港には4月、外航船としては初の大型クルーズ船「リビエラ」が寄港するとあって、訪日外国人(インバウンド)を含めた観光需要のあり方にも注目する。今夏には小名浜道路の開通を控えているほか、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」の道の駅化も計画されており、にぎわい創出を支えていきたい。
 視察では農業振興にも着目し、日本一のJA直売所・伊都菜彩(福岡県糸島市)にも訪れ、これらを地元に還元できればと思う。
 いわき経済同友会としては、グループ会ごとに先端技術やダイバーシティ、DX(デジタルトランスフォーメーション)など、さまざまな角度から情報・意見交換に努めており、今年も実りのある活動にしていく。
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 大場敏宣 いわき観光まちづくりビューロー会長
 新型コロナも落ち着きを見せる中、いわきの観光資源を生かした海水浴に期待したが、一昨年に続く猛暑の影響で集客は厳しかったとする一方、全体の宿泊客数は回復傾向にあると振り返る。それでも震災以前の数字回復には、いまだ遠いと表情を引き締める。
 こうした状況で昨年から、インターハイ男子サッカー競技がJヴィレッジを主会場に固定開催が決まったことと合わせ、J2いわきFCの活躍にも期待を寄せる。「勝敗に関わらず、アウェーらの観光による連泊につなげたい」とスポーツツーリズムを軸にしながら、いわきの認知度をさらに高めたいと話す。
 来年は国内最大級の観光行事「デスティネーションキャンペーン」に当たることから、今年をプレ年と位置付け、「みちのく潮風トレイル」「ホープツーリズム」「サイクルツーリズム」など、従来の素材に磨きをかけ、交流人口増に結び付けたいと考える。
 旅館業に携わり「観光とは、地域の光を見せること」が信条。住民が地元を誇りに思い、子どもたちが古里を好きになることが、魅力ある観光地につながると語る。
 (写真:小沼代表幹事=左=、大場会長)

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