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いわき市消防本部 職員と車両を山林火災の岩手・大船渡に派遣 県の援助隊として
市消防本部は27日、岩手県大船渡市で発生した林野火災を受け、職員10人(消火小隊、後方支援小隊各5人)と、車両3台(消防ポンプ自動車、機動連絡車、後方支援車各1台)を現地に派遣した。
派遣は総務省消防庁からの要請で、福島県内12消防本部の緊急消防援助隊として、消火活動の支援に向かった。県内から大規模な編成で応援に入るのは、2008(平成20)年の岩手・宮城内陸地震以来。いわき市には26日午後11時ごろに要請の連絡が入り、一行は27日午前1時半ごろに出発した。
山林火災は26日午後1時ごろに起きた。岩手県と大船渡市によると、焼失面積は600ha以上で、延焼した住宅などは80棟を超えるとみられる。同市は1340世帯3300人に避難指示を出している。27日朝には同市で男性1人の焼死体が見つかり、火災との関係が調べられている。
(写真:現地に出発する市消防本部)