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いわきの中山間地にも春 「田人の石割桜」見ごろ ここ数日の陽気で一気に開花
いわきの中山間部も春真っ盛りに――。御影石を割って空に向けて猛々しく幹を伸ばし、扇状に枝を広げる姿が見る者の心を奪う、田人町旅人字横根のヤマザクラ「石割桜」が見ごろを迎えた。
樹齢は分かっていないが、樹高13・8m、幹周りは5mあり、1979(昭和54)年3月に市の保存樹木に指定された。田人に本格的な春の訪れを知らせる象徴として大切にされており、今か今かと、開花の状況をSNSで発信する人も少なくない。
一週間前はつぼみも固く、16日には5分咲きだったが、ここ数日の陽気で一気に花が開き、見ごろとなった。ただ18日午前には若干、散り始めている枝もあり、見ごろは今週いっぱいか。
周囲もヤマザクラが満開に咲き誇り、道端には可憐に咲くヤマブキ、スイセンが。石割桜とともに田人の春を満喫しようと、花見客が足を延ばしている。場所は<こちら>(Google Map)。
(写真:見ごろを迎えた田人の石割桜)