日本美術刀剣保存協会いわき支部(柏原達之支部長)による「会員所蔵刀剣鑑賞展」が28日まで、県立いわき公園内・市暮らしの伝承郷で開かれている。
同協会いわき支部は、いわき地方ゆかりの日本刀や、地元に残されている刀剣の保存・振興に向けたプロジェクトを展開。今回は会員のコレクションを中心に、鎌倉時代から現代までの40振り超が並び、その輝きが見る人を楽しませている。
会場には一線で活躍する刀匠も足を運んでおり、いわき支部顧問で、全日本刀匠会北海道東北支部長を務め、今年7月には宮城県白石市の無形文化財に指定された宮城典真さん(65)は「この世界に入ったころは時代劇の流れで刀剣を愛好する方が多かったが、いまはゲームや漫画によって若い方も親しまれている」とすそ野の広がりを感じていると話す。
来年2月には市石炭・化石館「ほるる」で、恒例の鑑賞展を予定しており、いわき支部では広く市民に活動を呼びかけていく。
観覧料は一般300円。大学生以下は無料。午前9時~午後4時半(入園は同4時まで)。
(写真:市暮らしの伝承郷で開催中の鑑賞展)
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会員所蔵40振り超並ぶ 日本美術刀剣保存協会いわき支部 伝承郷で鑑賞展






