■明治安田生命J2リーグ第10節 いわきFC2―1ザスパクサツ群馬(16日、いわきグリーン)
▽得点【い】有田2(前6、後4)【群】長倉(後19)
J3で得点王に輝いたFW有田稜(23)が、2月26日のアウェー・水戸ホーリーホック(茨城)戦以来の得点を挙げ、チームにおよそ1カ月ぶりの勝ち星をもたらした。
何よりもFW谷村海那(25)との連携が光った。「パスコースを作ったところに、海那さんが流し込んでくれた」。前後半ともに、立ち上がりで谷村からゴール前に送られたボールを、有田がしっかりと合わせた。
試合後のインタビューでは、谷村は国士舘大の先輩でもあり、普段から仲良くさせてもらっていると明かし、息の合ったプレーができていると笑顔を見せた。
昨季は17ゴール3アシストと、チームをけん引していたとあって、今季はもどかしさが募っていた。それだけに2点目を決めた際には、ゴール裏のサポーターたちのもとに駆け寄り、喜びを爆発させた。試合終了のホイッスルが鳴ると、完全燃焼したかのごとく、思わずピッチに倒れこんだ。
「自分たちはまだまだ若いチーム。一試合一試合を全力で戦っていきたい」と、有田はチャレンジャー精神を示す。
3連戦の最後を勝利で飾れた点については、自分たちのタフさが出たと指摘する。23日に行われる次節のアウェー・栃木SC(栃木)戦に向け、「この勢いに乗って勝ちをつなげていきたい」と、いわきのエースは誓った。
いわきFC