サッカー・明治安田生命J2リーグは9日、第25節の全11試合が行われる。21位のいわきFCは、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、16位の水戸ホーリーホック(茨城)を迎える。5日に行われた前節のホーム・栃木SC(栃木)戦では、MF岩渕弘人(25)の3戦連続のゴールによって1―0で勝利した。
けがで出場できていなかった岩渕の勢いが、攻撃陣を奮い立たせている。田村監督も「ああいう場面で『足をしっかり振れ』と言ってきたので、シュートが入ったのは彼の実力と成果」とたたえる。ただ岩渕に気負いはない。「練習から集中できている」と述べ、チームもいい緊張感をもって試合に臨めているという。
水戸との対戦は、2月26日の第2節以来。前回はアウェーを舞台に、前半はスコアレスで折り返したが、水戸が9分にセットプレーで先制すると点の奪い合いとなり、最終的に2―2のドロー決着となった。
今季の水戸の24試合(7勝6分11敗)を振り返ると、総得点数27はリーグ14位、失点数41はいわきの39を上回る。得点のうち、8点がセットプレー、6点がクロスからで、ドリブルからが4点。前節の徳島ヴォルティス(徳島)戦では前半に失点したが、後半にセットプレーなどの好機を生かして試合をひっくり返し、3―1で勝利した。
いわきは20位のツエーゲン金沢(石川)と勝ち点で並んでおり、今節での結果いかんではJ3降格圏脱出も視野に入る。中3日の連戦となるが、まずは〝常磐線ダービー〟で白星を挙げ、ホームのサポーターに連勝を届けたい。キックオフは午後6時。
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いわきFC